「努力すれば夢は必ず叶う」わけではなくてもそう言い続ける理由

努力すれば夢は叶うと昔はよく言われていて、現代では「努力しても夢は叶わない」「努力しなければ夢は叶わない」「正しい努力をしなければ夢は叶わない」などと、「努力すれば必ず夢は叶う」という一文を否定的もしくは補足が必要だとするような向きが多いように思う。

 

努力の正しさや適切さなんてものは、経験上なかなかわからないものだと思う。

何かを成功させた経験がないと、やってきたことが正しかったんだと言いづらい。

失敗しても、自分は「適切な努力をした」と言い切れることも少ないと思う。

何かを成功させた経験を持つか、成功した経験を持つ人からのフォローがないと、正しい努力や適切な努力が何なのかわからないのが普通だ。

よって、「正しい努力」の壁にぶつかって身動きができなくなる人が続出するかもしれない。

動けないよりは動けたほうがいい。

 

努力の末になんらかの成功をおさめた人が、それまでの道のりを振り返って思うことは「努力すれば夢は必ず叶う」ということにもなり得る。

これから何かに挑戦する人にとっても、「努力すれば必ず夢は叶う」という希望を持って行動することで良いモチベーションにもなると思う。

 

大きな目標を達する為には、努力は必要なことかもしれないし、適切な努力、頭を使った努力が必要なことは前提であることもあると思う。

 

ただ、「努力すれば夢は必ず叶う」という言葉の根本に潜んでいるものは、夢へ向けてのモチベーションやポテンシャルを引き出す為の自己暗示のようなものだと思う。

 

大きな目標を達する為に、努力は大前提だ。適切な努力も必要だ。失敗した場合のフォローも必要だし、もっと細かいあれやこれや必要なものはたくさんある。

でもその中で一番大切なのことは「努力すれば夢は必ず叶う」と信じ込んで行動することだと思う。

熱意のような自分の前向きな気持ちを武器のひとつに選んで行動しよう。

 

最後に、努力とか夢とかよく考えると具体性に欠くこれらの言葉をより具体的に、適切な思考で行動できそうになる本を紹介したいと思う。