ボットが主流となることで、メルマガはチャットに置き換われる

KikやLINE、Facebookまでがbotのプラットフォームをこの4月に発表した。

botがチャットのなかでできる(厳密にはエンジニアたちが思いついたこと)ことは大したことはそんなになかったように思う。

エンジニアとしては、ChatOpsで素晴らしい仕組みをbotで実現できていたとしても、世間一般の方からしてみれば、なにが嬉しいのかわからないありさまだったのだと思う。

今後、そのエンジニアの喜びをどうしても理解できなかった一般の人々に対して、素晴らしいと思えるbotをつくることが、この始まったばかりのbotブームが盛り上がっている間にエンジニアたちがやらなければならないことだと思う。

 

ボットが主流になるということは、チャットがそのプラットフォームになるということだ。
すでにチャットは世間に浸透してると思うが、メールも同時に使っている人は多いと思う。

僕もメールを使っているし(特にiPhone標準のiMessageとかSMS)、メールだと融通が効きやすい類のメッセージや、BtoCだと1:1のやりとりでないとならないメッセージもあると思う。

ただ、それはボットが主流になることによって、これまでメールで配信されていたメッセージはチャットで実現しやすくなる。

メルマガは消えるのではないかと思う。

テキストチャットでメルマガを配信したとすると、文末が最初に見えてしまうチャットプラットフォームもあると思うが、チャットでテキストファイルやPDFが送信可能であれば問題は解消する。

テキストメッセージをボットがPDFに変換する事だってできるのだから、配信者はテキストメッセージをボットに送信するか、テキストファイルを所定の位置(サーバとかGoogleDriveとかどこかのクラウドとか)に用意し、設定した時間になったらボットが取得してPDFに変換するなり、分割して送付するなり、人によって配信内容や容量を変えるなりすればいい。

そもそも、「つづきを読む」ボタンをチャットメッセージに付けられるのであれば、内容を少しずつ、興味をもっている人にだけ送信できて、"使える"ボットという認識がうまれそうだ。

 

僕は昨年からボットの仕事をしている。

完全にB向けのボットなので、世間一般の人に受けるようなボットは作ってきていない。BtoC向けのボット開発もやってみたいと思っていたので、このブームに乗っていくつか作ってみたかったボットを作ろうと思う。